システイン

システインとは

髪や皮膚、爪を形成に大切なアミノ酸で、体内に広く分布しています。

成人にとっては、非必須アミノ酸に分類されていますが、乳幼児には不可欠なアミノ酸です。

体内においてはメチオニンと硫黄から合成され、より安定した形のシスチンに変換されることがありますが、これは体が必要に応じて、酸化・還元すると言われています。

アミノ酸には、天然物質であるＬ型と、合成物質のＤ型があり、タンパク質に合成できるのは全てL型であるため、化粧品やサプリメントなどで用いられる際はLシステインとなっています。

また、体内への吸収を高めるため、Lシステインをアセチル化させた「アセチルシステイン」としても使用されています。

システインの効果

代表的な効能は、以下のとおりです。

シミやそばかすの予防に役立ちます。

システインには、シミやそばかすの原因となるメラニンの生成を抑制する効果や、肌のターンオーバーを促進して、シミやそばかすを排出する効能があります。

育毛や発毛に役立ちます。

髪の原料となるシステインは、育毛や発毛に深く関わりがあります。
飲酒や喫煙が、髪に悪いとよく言われますが、これは飲酒や喫煙により、体内でのシステインを大幅に消費したり、生成を阻害してしまうからです。

システインの関連サイト

システインの有効性
臨床結果を元に、信頼性の高い情報が記載されており、システインの効果や副作用に関する情報が網羅されています。

その他

副作用は、現在のところ報告されていませんが、L-システインの摂取により、白髪が増える場合があります。

Lシステインの過剰摂取は、体内の活性酸素を過剰に発生させてしまうと言われています。

ビタミンＣと同時に摂取することで、美白効果を高めると言われています。