エゾウコギ

エゾウコギとは

１９６０年代に、ロシア（当時のソ連）の科学アカデミーの研究チームにより発見されたウコギ科の植物です。

当時は無名の薬草でしたが、研究チームにより「エゾウコギには朝鮮人参にまさるとも劣らない効能がある」と発表されてから、一躍有名となりました。

エゾウコギとは日本名であり、ロシアでは「エレウテロコック」、中国では「刺五加」と呼ばれています。
シベリアや中国の東北地方、朝鮮半島、日本では北海道の東部に自生しています。

朝鮮人参を代表とするウコギ科の植物は、生薬として使用されているものが多く、エゾウコギは根・茎・葉すべてに有効成分があると言われています。

エゾウコギの効果

代表的な効能は、以下のとおりです。

疲労回復や体力増強に役立ちます。

薬物の疲労回復効果は、大きく「促進作用」と「強壮作用」に分けられますが、エゾウコギは両方の作用を持っていると言われています。
また、旧ソ連での臨床実験により、持久力などが向上も確認されています。

健康維持に役立ちます。

上記以外にも、エゾウコギにはストレスの緩和、免疫力の向上、新陳代謝の向上、血行障害の改善、神経症の緩和などの効果もあり、健康維持に非常に役立ちます。

エゾウコギの関連サイト

エゾウコギ - Wikipedia
特徴や効果・効能などエゾウコギに関する様々な情報が紹介されているWikipediaのページです。

副作用

適切かつ短期間の摂取であれば安全性が示唆されていますが、軽い眠気や不安、いらつきや憂うつなどの症状を起こす場合があります。

長期による過剰摂取は、神経の興奮を起こし、筋痙攣を引き起こす場合があります。

その他

ドイツのコミッションＥ(ドイツの薬用植物の評価委員会)は、高血圧患者には使用しないよう指示しています。

鎮痛作用のある医薬品やハーブとともに摂取すると、その効果や副作用を増強させる場合がありますので注意して下さい。