クルクミン

ポリフェノールの1種クルクミンは、二日酔いを防止する効果が有名ですが、強力な抗酸化作用も持っています。健康食品やサプリメントでもクルクミンを含むウコンが人気となっていますが、長期摂取は副作用が起こる場合がありますので注意して下さい。


クルクミンとは

カレーのスパイスで有名なウコン(ターメリック)に含まれる色素であり、ポリフェノールの1種です。

鮮やかな黄色を持っており、天然の食用色素として用いられています。

クルクミンは、近年盛んに研究されているポリフェノールであり、生理活性と医学的有用性に期待されています。
(抗ガン効果として、ガン細胞に対して、特異的にアポトーシスを誘導するとの報告があります。)

クルクミンの効果

代表的な効能は、以下のとおりです。

肝機能を改善します。
クルクミンには、胆汁の分泌を活性化させて、肝臓全体の働きを良くする効果があります。
二日酔いを予防します。
クルクミンは、胆汁の分泌を促進するだけでなく、悪酔いの原因となるアセトアルデヒドと呼ばれる有害物質を排出する効果がありますので、二日酔いの予防に役立ちます。
美容や健康に役立ちます。
クルクミンは強力な抗酸化作用を持っており、活性酸素による体内の酸化を防ぎますので、美容や健康の維持・増進に役立ちます。

クルクミンの関連サイト

クルクミン - Wikipedia
医学的利用の可能性や危険性などクルクミンに関する様々な情報が紹介されているWikipediaのページです。

副作用

クルクミンとしての重篤な副作用等は報告されていませんが、クルクミン含有食品(ウコン)では肝機能障害や皮膚炎などを起こす場合があります。

その他

二日酔い予防には、アセトアルデヒドを分解する効果を持つナイアシンと同時に摂取すると、効果が向上するとされています。

効率的に抗酸化作用に期待する際には、他の抗酸化物質と同時に摂取すると良いでしょう。

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