Lカルニチン

αリポ酸やコエンザイムQ10と同様に、ビタミン様物質と呼ばれる栄養素です。副作用が少なく、ダイエットへの効果や、不妊に対する効能などが期待されていますので、新日本製薬やDHCなど大手メーカーからサプリメントが販売されている人気の栄養素です。


Lカルニチンとは

カルニチンは、昆虫の成長因子として見つかったアミノ酸の一種であり、細胞のミトコンドリアに存在し、脂質の代謝に深く関係しています。

人に対して有効性が言われているのは、「Lカルニチン」であり、「Dカルニチン」は「Lカルニチン」の作用を阻害するため有害と言われています。

体内において、Lカルニチンは、アセチルトランスフェラーゼと呼ばれる酵素によりカルニチンに変換されます。

Lカルニチンの効果

代表的な効能は、以下のとおりです。

ダイエットに効果があります。
脂肪に代謝に重要なLカルニチンは、ダイエットや肥満予防に役立ちます。
これは、脂肪が体内で脂肪酸へと変換され、細胞のミトコンドリアでエネルギーとなるのですが、Lカルニチンが不足すると、脂肪酸がミトコンドリアでエネルギーとして燃焼することなく、脂肪へと逆戻りしてしまうためです。
疲労回復に効果があります。
上記でも、解説しているとおり、Lカルニチンはエネルギーの生産に関与していますので、不足すると、エネルギーが上手に作れずに、疲れやすくなってしまいます。

Lカルニチンの関連サイト

カルニチン - Wikipedia
概要や生体内での機能などLカルニチンに関する様々な情報が紹介されているWikipediaのページです。

【L-カルニチンの効果が全てがわかる。】
脂肪燃焼効果に期待されているL-カルニチンの作用を詳しく解説しています。また、摂取量や副作用についても紹介しています。

L-カルニチンの効果。
L-カルニチンの効果を判り易く解説しています。また、多く含む食品や上手な摂取方法なども紹介しています。

その他

上記以外にも、Lカルニチンは、不妊やアルツハイマー病の緩和、糖尿病性神経障害などにも効果があると言われています。

抗凝固薬との併用は、抗凝固作用を増強する場合がありますので、注意が必要です。

αリポ酸コエンザイムQ10と同時に摂取することで、脂肪燃焼の効果が高まると言われています。

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